プログラミング知識0だけどAI使ってスマホアプリを作ってみた|Manusの魅力と弱点
今回は、プログラミング知識0の筆者が、AIツール「Manus」を使って実際にスマホアプリ開発に挑戦した話です。
アプリ開発といえば、パソコンを使って真っ黒な画面に謎の文字列を大量に書いていくようなイメージがありました。
しかし、「Manus」を使えばパソコンもサーバーも不要。スマホ1台でストア公開まで全て完結するんです。
なんだってー!?
ということで、実際に使ってみました。
手始めに月々3,000円のプランに登録してその後6,000円のプランへとアップグレード。
しばらく使ってみて感じた魅力や弱点などご紹介します。
そもそも「Manus」ってなに?
【Manusの基本情報】
・中国のスタートアップ企業が開発し、2025年1月31日に発表。
・ 従来のチャット型AI(LLM)とは異なり、人間の指示を待つだけでなく、自らタスクを開始・評価し、状況に応じてアプローチを修正できる「自律型AIエージェント」
・最近Meta社(InstagramやFacebookの親会社)に買収されたことで話題に。
使い方は驚くほどシンプル
「アプリ開発」といっても、ユーザーがコードを書く必要は一切ありません。
というか知識すら不要です。
ChatGPTと同じように、チャット形式で「こんなアプリが作りたいじゃ〜」とやり取りを進めていくだけなんです。
実際に使って感じた「Manus」の魅力
曖昧なアイデアでも形にしてくれる
まず驚いたのは「なんとなくこんなアプリが作りたい」というフワッとした指示でも、AIが意図を汲み取ってとにかく形にして返してくれるところ。
この”とりあえず動くものがすぐに作られるスピード感”には驚愕しました。
スマホ1台で完結する手軽さ
これまでスマホアプリを作るにはパソコンで複雑な環境構築が必要で、様々なプログラミング言語を取得する必要がありました。
更にiPhoneアプリを作ろうとすると、Mac (Apple社のパソコン)が必須となり、開発言語も異なるため初心者には非常にハードルが高かったんです。
でもManusなら、パソコンもサーバーも不要。スマホから文章(それも日本語)で指示するだけで公開まで持っていけます。
ウェブサイトの作成・運営も可能
アプリだけでなく、Webサイト制作といった他の分野でも、サイトの作成から運営、アクセス解析まで行なってくれる優秀っぷりで可能性は無限大です。
Manusの”弱点”
「こだわり」を実現するには不向き
おしゃれなデザイン(UI)にしたり、独自の機能を追加したり、バグを細かく修正したりといった作業は比較的苦手なようです。
同じ修正指示を何度も伝えたり、治ったと思ったら新たな不具合が発生していたり。
“あるある”ではありますが、原因の特定や解決に思った以上に時間がかかってしまいました。今後の改善に期待です。
コスパはあまり良くない
手軽な分、コストパフォーマンスの面では少し割高に感じました。
月額/年間のサブスクリプション形式ですが利用上限があります。
プランによって使えるクレジットの量は増えますが、想像以上に消費速度が速く、他のAIサービスよりも料金に対してAIに投げかけられる指示の数が少ないように感じました。
結論:Manusはどんな人におすすめ?
「理想のサービスを作りたい」というよりは、「スマホ1台で、自分のアイデアを動く形にしてみたい!」という方に超おすすめのツールです。
全くの未経験でしたが、実際に”アプリ”として形になるのはとても面白かったです。
最後に注意点があるとすれば、iOSでの公開(ビルド)機能はまだリリースされていなかったことと、Google Play ストアやApp Storeでの公開には別途でデベロッパーアカウントの作成(有料)が必要な点です。
・Google Playストア (Androidアプリ):25ドル/ 追加料金なし
・Apple App Store (iOSアプリ):99ドル/ 年間
※追記 ついにアプリが完成!
こちらAppleのTestFlightというアプリを経由してベータ版をインストールした様子です。
数々のバグを乗り越えてようやく1つアプリが完成しました。
今回作ったのは、画像ファイルの圧縮&結合アプリ。
土台こそManusで制作しましたが、後半はClaudeやGoogle Antigravityを用いてバグの修正と機能の改善に取り組みました。
制作期間は2週間ほどで、Manus, Claude, Geminiそれぞれ有料プランで作業を行いました。
iOS用に最適化する作業が最も大変で、初めてのXcodeでの作業は何回も頭がオーバーヒートしかけました。
その点、Manusはこの素人には超絶大変な仕上げ作業も行なってくれるので優秀と認めざるを得ないです…。
さて、Metaの買収でこれからどう進化していくのか今後のアップデートにも期待したいと思います!

