話題の「ながら聴き」特化のイヤホンを本音レビュー。「Shokz OPENDOTS ONE」
オープンイヤーイヤホンというと、ネックバンド型や耳掛け(イヤーフック)型が一般的かと思いますが、今注目を集めているのがイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンです。
“ながら聴き”に適した耳の穴を塞がない特徴はそのままに、ファッションアイテムのようなデザインとコンパクトさが売りの製品です。
今回はワイヤレスオープンイヤーイヤホンメーカーとして有名な「Shokz」から新たに発売された「OPENDOTS ONE」をレビューします。
Shokz OPENDOTS ONE
概要
クラウドファンディングで3億円以上もの資金集めて、2025年 6月12日に国内発売が開始されたイヤーカフ型のオープンイヤーワイヤレスイヤホンです。
コンパクトかつスタイリッシュなデザインは、従来のイヤホンの常識を覆すオシャレさと機能性を両立されました。
レビュー
マットとメッキを組み合わせた高級感あるデザインで、「ブラック」「グレー」「ピンク」の3色展開で販売されています。
今回選んだグレーのモデルは性別問わず耳元が栄えそうな色合い。
個人的にはベージュと表現した方がしっくりきます。
ケース背面にはペアリングボタン実はこのケースかなり高性能で、ワイヤレス充電に対応していたり、10分間の充電で2時間再生を可能にするクイックチャージにも対応していたりします。
フックの部分を摘んで挟むように耳に装着します。
シリコン素材で滑ることもないので取り回しやすさは抜群。
連続再生時間は本体のみで最大10時間、ケース込みだと40時間まで伸びます。
左右対称のデザインなので左右の区別は耳に装着した時に自動判別する仕様となっており、充電ケースにもL, Rの区別なしで収納できます。
丸い方が内側(黒い切り欠きの部分がスピーカー)、円柱の方が耳の外側です。
最初こそ少し戸惑うものの、慣れれば片手で簡単に着脱することが出来ます。
重量は6.5gの軽量設計で、両サイドから挟みこむ着け方をするので重さはほとんど感じません。

このバンドの部分と円柱の部分にはタッチセンサーが搭載されており、メディアコントロールや通話の応答などが行えます。
音質
イヤーカフ型のオープンイヤーイヤホンというのは比較的新しいジャンルではあるもののBOSEやHUAWEI, Ankerなどの大手を含む様々なメーカーが開発しており、その選択肢は多岐に渡ります。
しかし、実際に試聴してみると中には“耳から外れかけのイヤホン”と表現したくなるクオリティの低い製品もあり、安易にデザインだけで選ぶと後悔しそう。
そんな中で『OPENDOTS ONE』は、しっかりと音をダイレクトに感じられてパンチのある低音も届いてきました。
当然、周囲のノイズレベルや耳の形状などによって感じ方は変わってくると思いますが、音の好みという部分に関してはイコライザーの調整も可能なのである程度は融通が効く点も本製品の強みです。
ターゲット
このイヤホンは「ながら聴き」と「ワークアウト」に特化した設計です。
ジムでのトレーニングや屋外でのランニング、あるいはオフィスなど周囲の音が聞こえる状態のまま通話や音楽を聴きたいシチュエーションで大活躍します。
実際に使ってみても、例えば館内のアナウンスを聞き逃がす心配がないし、着けたままとっさの会話にも答えられる安心感をとても実感しました。
これまでノイズキャンセリングイヤホンばかりを使ってきましたが、聞こえなさすぎるのも問題だと感じるようになり、周囲の環境がそのまま聞こえると言うのはかなり魅力的に映りました。
当然、電車やバス、商業施設など騒音が大きな環境ではかなり聞き取りづらくなります。
筆者は最終的にイヤホンを2台持ち歩いて使い分けていましたが、通学や通勤中の乗り物で音楽を楽しむにはおすすめできません。
長時間着けても快適?
まず、”耳に何か着けている”という異物感はほとんど感じません。
外からの音もそのまま聞こえるので、イヤホン機能の付いたイヤーカフと表現出来るほど、慣れてしまうと1日中着けたまま過ごせてしまいます。
一方で、耳の形状や装着する角度によっては、時間経過と共に耳の内側に痒みを感じることも。
それでもネックバンド型や耳掛け(イヤーフック)型と比べれば、より耳への負担は少ないように感じましたが、相性はありそう。
結論
良かったところ
・小型&軽量
・着脱しやすい
・オシャレ
・激しく動いても落ちる気配がない
・バッテリー持ちがいい
・耳が疲れない
・マルチペアリングできる
微妙だったところ
・充電ケースのバッテリー残量が分かりづらい
・イヤホンを探す機能があまり使い物にならない
・ずっと着けていると痒くなることがある(人による)
・寝イヤホンには不向き
耳を塞がずに外の情報と直接繋がっていられるのは、様々な「気付けない」リスクを防ぐことに繋がります。
快適さだけを求めるのであれば他にも魅力的な選択肢はありますが、「ながら聴きに特化したイヤホン」「落とす心配がないイヤホン」を探しているのであればとてもオススメできる製品でした。
また、マルチペアリングへの対応やIP54相当の防水性能、専用アプリからのカスタマイズなどの機能面にも注目しながらイヤホン探しの参考にして頂ければなと思います。



